日本柔道ってピンチなんですね!
でもこっから逆転してほしいです^^
ヤフーニュースより引用
10日までパリで行われた柔道のフランス国際で、日本の優勝は男子60キロ級の平岡拓晃(了徳寺学園職)だけに終わった。戦意むき出しの欧州勢に対して日本勢のおとなしさが際立ち、その差が勝敗に直結した。昨年の世界選手権のメダリストは軒並み上位を維持しており、改めて北京五輪での日本の多難を思わせた。
全日本柔道連盟の上村春樹専務理事は「何が何でもという意識が欠如していた」と厳しい。欧州各国にとって、五輪出場枠が懸かった大会。好成績を収めた選手は国内の代表選考で優位に立てるため、目の色が違った。
顕著な例が男子100キロ級を制したイリアディス(ギリシャ)。昨年の世界選手権では90キロ級の銀。北京では同級での出場が濃厚だが、国の出場枠を確保するために階級を上げて出場した。戦意は異常に高く、禁じ手を繰り出しても勝利を優先。準決勝で投げ飛ばされた穴井隆将(天理大職)は「腕を極められ、逃げられなかった。気持ちの問題」と脱帽する。
こうした欧州勢に対し、日本は「普通の国際大会のモード」(上村専務理事)。その差が明暗を分けたといえそうだ。敗者復活戦にも回れなかったのは3階級。意識の差で、各国強豪の力量や“体温”に触れる機会を逃したのは、大きな損失といえる。
男子100キロ超級で準決勝、3位決定戦ともに敗れて5位となった井上康生(綜合警備保障)は、4月の全日本選手権などに代表権への淡い望みをつなぐ。だが、大技頼みの単調な試合運びに改善が見られず、現状で五輪の金は望めない。ドイツ国際(22~24日)での棟田康幸(警視庁)の成績しだいでは、春を待たずに脱落する可能性もありそうだ。
男子73キロ級と81キロ級は選手層の薄さが露呈。北京での躍進を思わせる材料はない。近年の冬季欧州大会の成績は、その年の世界大会に投影されている。この惨敗が北京での結末を暗示しているようで怖い。